言いにくいことを言わせる

登場人物
三戸さん→他部署社員 坂本→後輩 ぴーすけ

時間→昼前

場所→作業場、班長机前

目次

こっちに言わせる?

ぴーすけ「あ、三戸さん、お疲れ様です。」

他部署の三戸さんが何やら用事があって来たみたいだ。

三戸さん「あぁぴーすけさん、こんにちは。」

ぴーすけ「今日はどうしちゃったんですか?」

三戸さん「いや、大変申し訳ない、来る前に名前確認して来たけど、何さんでしたか、今ど忘れしちゃって…」

ぴーすけ「どんな人です?若い?」

三戸さん「いや、若いとまでは…。」

ぴーすけ「メガネは?」

三戸さん「メガネはかけてないです、確か。しかし、名前が」

ぴーすけ「え?ハゲてる?

三戸さん「ハゲてないです。

ぴーすけ「え?ブサイク?」

三戸さん「いや、ブサイクでもないです。普通の感じで」

ぴーすけ「え?太ってる?

三戸さん「太って…んー。少し。」

ぴーすけ「誰やろうね…。」

三戸さん「ちょっとぴーすけさん、僕が言ったみたいになるじゃないですか!太ってる人に当てがあるんじゃないんですか?」

ぴーすけ「ふっふっふっ、やっと分かったかね。太ってるっていうと坂本かね?俺は太ってるって思わないけどね。」

三戸さん「本当に思ってなかったら今の質問出ませんよ!だいたい質問が全部そうであっても答えにくいんですよ。でも坂本君に用事がありました。坂本君です。」

ぴーすけ「俺は太ってるって思わないけどね。」

坂本「三戸さんの目から見て僕がブサイクでなくて良かったですよ。」

三戸さん「坂本君!おったん?てか、ぴーすけさん汚いですよ。」

ぴーすけ「俺は途中から坂本がおるって分かってて聞いていたよ。これで坂本に用事だったら面白いって思ってたよ。」

ポイント①

言いにくい特徴をあえて言って確かめる。

深くは考えていないがその場のノリでどうとでもなる。揉めたとしても私が別に思っていないのでと言えばいい。

しかし、これを目上の人にしてしまうとこじれるかも。

後輩に対してもパワハラと言われないような関係を築いておく。

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