登場人物
後輩→糸井 ぴーすけ
場所→作業場
時間→就業中
目次
自分で言う。
ぴーすけは時間に追われ焦っていた。
もうすぐ終業時間だというのに仕事がまだ、かなり片付いていない。
ぴーすけ「ああ、やばい。」
自分の仕事が片付いていないと、班のメンバーも帰れないからだ。
自分が遅れると早く帰りたい人に迷惑をかけてしまう。
そこに糸井君がやってきて、黙って僕の溜め込んでいた入力作業が必要な書類を持って行った。
隣の作業室で代わりに入力作業をしてくれるのだ。
これは糸井君が僕だけにする事ではない。
別の班で作業する際も、別の係員が溜めている入力作業の書類を何も言わずに持って行ってはせっせと
入力作業をしている。
ありがとうって言われるのが照れくさいのか?
しかし手伝って貰っている側だから言わずにはいられない。
隣の作業室の扉を開け、入りはせずに
ぴーすけ「糸井君、ありがとう。」
糸井君はこっちを向かずに入力作業しながら答える。
糸井「ええっすよー。」
ぴーすけ「うん、後輩に素直にありがとうって言える先輩ってすごいよね。」
二人は目を合わせ笑う。
糸井「ひゃっひゃっひゃ。それ自分で言います?」
ぴーすけ「お前が言わんからだろ?」
ポイント①
ここでのポイントは後輩がありがとうと言わせない様に持って行った事。
だから、ありがとうを言うけれど、それを主張せずに焦点をズラす狙いと、うけ狙い。
なので、ドヤ顔の方が分かり易い。
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